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独立行政法人国立高等専門学校機構
沼津工業高等専門学校長
藤本 晶

沼津高専校長  静岡県が平成14年度から静岡がんセンターを中核機関として推進しているファルマバレープロジェクトは、沼津市を中心とする静岡県東部地域を先端医療健康産業の集積地域として内需型産業による地域経済の活性化、富士山麓地域の再生を目指すものであります。この地域再生計画の一環として、沼津高専が中心となり東海大学開発工学部、静岡県と連携して平成21年度から実施してまいりました文部科学省公募事業・科学技術振興調整費<地域再生人材創出拠点の形成>「富士山麓医用機器開発エンジニア養成プログラム(以後、F-met と略す)」は平成25年度で文部科学省の支援期間(5年間)が終了しました。

 F-metプログラムは、沼津市を中心とする県東部12市町の中小企業技術者に医用福祉機器の開発製造技術および薬事法申請等の知識を教授した後に、医療機関や介護施設のニーズに応える具体的な医用機器の「開発実習」を高専・大学との共同研究をとして体験する2年間の実践的なプログラムであり、これまで37名の修了生が開発実習を進める際に協力いただいた静岡がんセンターはもとより、静岡医療センター、沼津市立病院等の医療機関や介護施設との人的ネットワークが形成され、具体的に医療福祉機器を開発して製品化する環境が整いつつあります。

 一昨年、ファルマバレー戦略地域の県東部12市町が国の「ふじの国先端医療総合特区」に認定されたことにより、F-metプログラムは修了者に3年間の就業経験を免除して医療機器製造販売責任者技術者の資格が静岡県から認定される「認定講習」として位置付けられました。既に4期終了生は同資格の認定を受け、以前の修了生も順次同認定を受けることになります。

 産業界からは、医療機器開発中核人材の育成を継続してほしいとの根強い要望があることより、本校とし熟慮検討の結果、静岡県からの財政的支援の下に平成26年度以降も「沼津高専特別課程―富士山麓医用機器開発エンジニア養成プログラム(F-met)―」を1年間のプログラムとして継続する運びとなりました。

 一方、平成26年度に本校専攻科・総合システム工学専攻「医療福祉機器開発工学専攻コース」に入学した学生が平成28年度には医療機器開発中核人材の専攻科修了生として輩出され、特別課程F-metプログラムの社会人修了生と同様にファルマバレープロジェクトを推進する中核人材として地域再生に貢献していくことになります。

 これまで、とかく輸送機器関連産業に傾注していた県東部の中規模企業が、内需型の医療福祉機器産業に参入する際の中核人材の養成のみならず製品開発を支援する強力なネットワークが静岡がんセンター・沼津高専を中核として県東部12市町に形成されています。
 企業経営者諸兄がこの動きに共鳴され、富士山麓が医療健康産業の集積地域としてさらなる発展を遂げることを願いつつ、各位のご支援ご協力をお願いする次第であります。

 

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